葬儀のenfamilia

葬儀に関してはある程度の儀礼文化というのは継承する必要はあると考えられています。
しかしライフスタイルの変化から、それにそった葬儀の形式が選択されているのも事実です。
「自分にあった葬儀の仕方」というものを、人それぞれが考え初めている時代だとも言えます。
たとえば家族葬などは、いまでこそ故人の遺志を尊重した、いいお葬式といわれています。
しかしほんの10年ほど前までは、人様から「寂しいお葬式で故人がかわいそう」などと口端に登ったものです。
残された遺族は故人の遺志にそぐわない盛大なお葬式を、否応なしに行うといったこともありました。
「故人の遺志ですから」と言えるならば、それが一番いいものですから、インターネットが普及した現代、葬儀の形式を事前に取り決めしておくという方々も増えています。
本当に望む葬儀の形式を知ることが出来ますし、準備しておくべき葬儀費用などもわかります。
葬儀の規模やベストな遺影を撮っておくというというのにも、事前の相談はメリットが大きなものとなります。
自分の葬儀を事前に親族が調べたり決定しておくことは、心情的になかなか出来ないものです。
自分自身であればそれが出来ますし、独居の場合なども人様への迷惑を最小限に抑えることができるという安心感があります。